ベトナムの鋳造工程(砂型)
皆さんこんにちわ!
ベトナムは今が暑く連日38°くらいの暑さで夏バテです。
本日はベトナムの鋳造工程(砂型)を紹介します。
まずメインの材料ですが、FC200及びFCD450がメインとなります。
勿論、他の材料も対応しますが、炉がミニマム500kgの為、 これ以外の製品ですと500kg鋳造がミニマムになってしまうケースがあります。
詳細はお問合せください。
溶解炉は全部で4基1 トン3台と0.5トン1台です。
月産的は150トン程度となります。
鋳造はF1造型機を使用して砂型を製作しております。
溶解炉は中国製もしくはベトナム製、F1造型機は日本製や中国製となります。
現在ベトナム、ホーチミンで自動造型設備を餅わせている会社は知っている限り3社で全て台湾系となります。
注油後、型バラシと切断に入ります。
そのあとサンダー等でバリ処理等仕上げを行います。
最後にショットブラストをかけて仕上がりとなります。
F1や注油は殆どが人間の作業が入ります。
注油一つでも間違った注油をすると製品にクラックが入ったり湯回りの不良等が起きたりします。
なので注油は1回勝負、これが全ての運命を握るわけです。
方案も同じで方案が良くないと油が全体に綺麗に回らない事もあります。
鋳造と言うのは機会的要素もありますが芸術的要素も含んでいます。
鋳肌等も材料によって大きく変わります。
検査はJIS規格に沿った硬度検査を行い、できた鋳物の外観および寸法を計測して仕上がりとなります。
この後、加工工程に入ります。
正直、鋳造はどの工程においても体力仕事の3Kです。
+暑いが入ります。
自動造型機でもバラシ、切断、サンダーは手仕事です。
鋳造の仕事は全て行った事はありますが・・本当に大変です。
海外での鋳造品をご希望の方は昭和機器計装までお問合せください!
では又お会いしましょう!
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