ベトナムの鋳物
Xin Chao!シンチャオ
ベトナム語で「こんにちは」と言う意味です。
今日も昭和機器計装ベトナムの平尾が担当させて頂きます。
皆さんの中には鋳物のスペシャリストの方もいらっしゃると思いますが・・
そもそも鋳物て物凄く歴史が長いんですね。古代エジプトの世界から存在した技術です。
金属の発見と共に鋳造技術が大きく変わりました。
実際に古代エジプトの遺跡の壁画から当時の鋳造の様子が描かれています。
一般の人は気が付かないですが我々の身の周りには多くの鋳造製品でできているものが沢山あります。
ただ、鋳造はあまりにも大きななカテゴリーで、今では鋳造の製法は多岐にわたっています。
我々が製品を製作しているのは現在、
砂型鋳造のねずみ鋳鉄とダクタイル鋳鉄それとロストワックス鋳造のSCS13,SCS14とS45Cが多いです。
ベトナムでの砂型鋳造は現在、台湾系やベトナムローカルが多いですが
台湾系は自動造型機などを導入している事が多いです。
ベトナムローカルは未だF1,F2造型機で人間が対応している会社が多いですね。
鋳物は仏像などの製作を専門としている所もあれば、
工業系部品を専門にしてる会社など色々あります。
ベトナムでは砂型を製作する際は木型は殆ど使用せずアルミ型が一般的です。
何故、木型を使用しないにか分かりませんが、保存の問題かもしれません。
ここ雨季が長く湿度が高いベトナムでは余程木型の管理をきちんとしないと木型持たないのが理由かもしれません。
因みに金型ですが中子を使用しないアルミ型であれば製品にもよりますが、10万円代くらいになります。
中子がはいると製品にもよりますが・・15万から20万円程度になります。
金型については我々昭和機器計装ベトナムの会社が管理をきちんと行いますのでご安心ください。
良く少量対応言うお話を頂きますが、勿論1個から10個で切削で対応できるモノであれば
切削加工をご提案したりしますが、鋳物でも同様に対応致します。
ただ、1個から3個などの鋳物を製作した事もありますが、
価格は量産に比べたたら3倍程は高くなってしまいます。(加工含む)
因みに弊社では、たこ焼き器の鉄板も製作していますが、この鉄板は5枚しか製作していません。
切削加工も例えば、昭和機器計装内で試作で利用するバルブ用のボールですが、
これも5個切削で製作してバフ研磨、メッキまで行いました。
我々は、金額に見合う様であれば皆様の試作部品等も対応しています。
それでは皆さままた次回!
Hen gap Lai! またお会いしましょう!
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